Vol. 03 · MMXXVI Akira Machimura · 町村 彰 machworks.dev
Journal · Music & Words
Article Folio 44

ドイツ語詩を歌うために読む方法 — チャンク化と韻律

意味単位の塊(チャンク)でテクストを切り、韻律 → 朗読 → 朗誦の3段練習に乗せる。合唱団員向けの実用ノート。

✍︎ Hand-written

A チャンク化とは何か

ドイツ語のリートやモテットを暗譜するときに、語ごとに覚えようとすると挫折します。 単語の意味と音楽のフレーズを、もう1段大きい チャンク(意味の塊)で扱うほうが、身体に乗りやすい。 これは合唱の現場でよくある経験則ですが、案外手順化されていません。

B 3段練習サイクル

伝統的なドイツ語朗読の練習サイクルを、歌の練習に流用します。

  1. skandieren — 韻律読み。アクセントと拍だけを意識して、棒読みする
  2. sprechen — 朗読。意味のチャンクと息継ぎを揃える
  3. deklamieren — 朗誦。声色と表現を加え、最終的に歌に近づける

順番が大事です。skandieren を飛ばすと、アクセントの位置に妙な癖が残ります。

C 実例: Bach BWV 226 から

詳しい例は BWV 226 の Programme Notes に置いています。 Seufzen のように、音型が単語と直接対応する箇所は、チャンクを音型に揃えるのが近道です。

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